リル・ナズ・X、「オールド・タウン・ロード」MVの再生回数が10億回突破
リル・ナズ・X、「オールド・タウン・ロード」MVの再生回数が10億回突破

 現地時間2022年8月10日、リル・ナズ・Xによるヒップホップとカントリーを融合した大ヒット曲「オールド・タウン・ロード feat. ビリー・レイ・サイラス」のミュージック・ビデオのYouTube再生数が10億回を超えたことがわかった。MV再生数が10億回を記録するのは、両者にとって初となる。

 MVは、ウェスタン風の衣装に身を包み、馬に乗った23歳のリル・ナズ・Xの姿で幕をあける。現代の街に馴染めない様子の彼は、ビリー・レイ・サイラスことカントリー・キングと出会い、同じようにワイルド・ウェスタンを愛する人々が集まるコミュニティ・センターに辿り着く。そして、彼らとスクエア・ダンスを踊ったり、カウボーイ・ハットとブーツ、煌びやかなフリンジ付きのシャツを着て、ステージ上でパフォーマンスを披露している。

 二人は、「オールド・タウン・ロード(オフィシャル・ムービー)」と題されたMVのロング・バージョンも制作しており、現時点で約6億5000万回再生されている。リル・ナズ・Xのデビュー・シングルとして2018年にリリースされた「オールド・タウン・ロード」は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で19週にわたり1位となり、歴代最長記録を叩き出した。

 ビリー・レイが楽曲に参加したのは、「オールド・タウン・ロード」がリル・ナズ・Xのレーベル、コロンビア・レコードからシングルとして再リリースされた直後となる2019年春だ。その後、ビリー・レイは、リル・ナズ・Xが自分にとって家族のような存在だと語っており、一方でリル・ナズ・Xは、2019年に米ビルボードに対し、ビリー・レイが「オールド・タウン・ロード」の大ヒットがもたらした名声に圧倒された時のために、「周りが速く動きすぎているときは、ただ立ち止まればいい」というアドバイスをくれたと話していた。