アイアン・メイデン、侍姿のエディがジャケ写のニューアルバム『戦術(Senjutsu)』発売へ
アイアン・メイデン、侍姿のエディがジャケ写のニューアルバム『戦術(Senjutsu)』発売へ

 1億枚以上のレコードセールスを記録する英国のヘヴィ・メタル・バンド、アイアン・メイデンが通算17作目・約6年ぶりとなるスタジオアルバム『戦術(原題: Senjutsu)』を9月3日にリリースする。

 東洋からインスピレーションを得て制作されたという新作は、バンドの長年のプロデューサーであるケヴィン・シャーリーとバンドの創設者、スティーヴ・ハリス(Ba)の共同プロデュースのもと、パリでレコーディングされた。約82分弱、全10曲を収録したアルバムは、前作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』同様2枚組となる。

 また、『戦術』というタイトルを冠した新作にあたり、ジャケット・カヴァー・アートワークには再びマーク・ウィルキンソンを起用。スティーヴ・ハリスのアイデアに基づいた「侍」をテーマにしたものに仕上がっている。

 スティーヴ・ハリスはニューアルバム『戦術(Senjutsu)』について、下記の通りコメントしている。

「私たちは今回もフランスにあるウィリアム・テル・スタジオ(Guillaume Tell Studio)でレコーディングを行った。あのスタジオは非常にリラックスしたヴァイブを持つ場所だったからね。私たちに必要なものが全て揃っている場所なんだ。もともとあの建物は映画館として使われていたもので、天井が高く、とても素晴らしいアコースティックなサウンドを得ることができる。

今作も、前作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』と同じ方法でレコーディングを行った。曲を作って、リハーサルをして、新鮮なうちにそのまま演奏してレコーディングするっていうやり方さ。今回のアルバムにはとても複雑な楽曲も含まれているから、思い通りのサウンドに仕上げるためにはかなりのハードワークが必要だった。非常にチャレンジングなプロセスだったけど、ケヴィンはバンドの本質を捉えることに長けているし、努力した甲斐があったと思っているよ! この結果をとても誇りに思っているし、ファンのみんなにも早く聴いてもらいたいね」

 続けて、ブルース・ディッキンソン(Vo)は下記のとおり語っている。

「このアルバムに、私たちは全員興奮しているんだ。レガシー・ツアーの合間を縫って2019年初頭にレコーディングを行っていた作品で、最大限にツアーを続けることができたし、同時に素晴らしいアルバムのアートワークや特別なビデオを準備するために長い準備期間を設けることができたんだ。もちろん、パンデミックの影響で物事はさらに遅れてしまったけど…、最善の計画を立てることができたよ、戦略的とでも言うべきかな?

曲は非常にバラエティに富んでいて、中にはかなり長い曲もある。いつもの私たちのスタイルとはかなり違う曲も1、2曲入っているし、メイデンのファンも驚くと思うよ、もちろん、それが良い驚きであって欲しいと願っているけどね!」

 アルバム『戦術』は、2枚組CD、2枚組ブック仕様デラックス・エディションに加え、2CD+Blu-Rayに様々なメモラビリアを封入したスーパー・デラックス・ボックスセットや、3枚組アナログ盤、デジタルといった様々なフォーマットで発売。予約注文を7月21日より開始する予定だ。

 アイアン・メイデンは2018年から行なっていた【レガシー・オブ・ザ・ビースト・ワールド・ツアー】の最終行程を2022年の夏に再開する予定。

◎リリース情報
アルバム『戦術』(原題: Senjutsu)
2021/9/3 Release
01.Senjutsu (8:20) Smith/Harris
02.Stratego (4:59) Gers/Harris
03.The Writing On The Wall (6:13) Smith/Dickinson
04.Lost In A Lost World (9:31) Harris
05.Days Of Future Past (4:03) Smith/Dickinson
06.The Time Machine (7:09) Gers/Harris
07.Darkest Hour (7:20) Smith/Dickinson
08.Death Of The Celts (10:20) Harris
09.The Parchment (12:39) Harris
10.Hell On Earth (11:19) Harris