R.ケリー、ドキュメンタリーへの反響を受け米検察局による犯罪捜査開始
R.ケリー、ドキュメンタリーへの反響を受け米検察局による犯罪捜査開始

 長年にわたる未成年者への性的暴行疑惑がつきまとうR.ケリーに対する証言を集めたLifetimeのドキュメンタリー・シリーズ『Surviving R. Kelly』(サバイビング・R.ケリー)が、2019年1月3日から5日にかけて全米で放送されたが、放送直後から巻き起こったケリーに対する世間の激しい非難に応えるべく、米ジョージア州アトランタのフルトン郡地区検察局が犯罪捜査を開始したとTMZが伝えている。

 全6回のこのドキュメンタリー・シリーズでは、ケリーの元恋人アシャンテ・マギーや、ジョイセリン・サヴェージの両親などが自らの体験を語り、ジョン・レジェンドやチャンス・ザ・ラッパーなどのアーティストもケリーに対する考えを表明していた。番組放送後、ケリーの元邸宅があるアトランタが管轄のフルトン郡地区検察局に住民から捜査要請の電話が多数寄せられ、捜査員が被害者とその家族に接触し始めていると報じられている。

 警察は、ケリーの元邸宅に住んでいたことがある者や、そこで何が行われていたかを知る者からの情報提供を求めている。R.ケリーの代理人は米ビルボードの問い合わせに対し「ノーコメント」と答えている。