イマジン・ドラゴンズはロック・アクトとしていかにストリーミングで成功を収めたのか? 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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イマジン・ドラゴンズはロック・アクトとしていかにストリーミングで成功を収めたのか?

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イマジン・ドラゴンズはロック・アクトとしていかにストリーミングで成功を収めたのか?

イマジン・ドラゴンズはロック・アクトとしていかにストリーミングで成功を収めたのか?


 およそ10年前に米ラスヴェガスで結成されたロック・バンドのイマジン・ドラゴンズは、常にアリーナ会場を埋め、チャート上位の常連となっている。彼らはこれまでに計5曲で米ビルボード・ホット・ロック・ソングス・チャート“Hot Rock Songs”首位を獲得し、メイン・ソング・チャート“Hot 100”では3曲がTOP5入りを果たした。2年連続で米ビルボードが選ぶトップ・ロック・アーティストにもなった。だが、最も驚くべきなのは、ごく限られたロック・アクトのみに許された、ストリーミングにおいて成功を収めたことだろう。

 毎週50位まで公開されている米ビルボード・ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、2018年にチャートインしたロック・ソングはわずか5曲。そのうちの3曲がイマジン・ドラゴンズ、2曲がポルトガル・ザ・マン、残る1曲はクイーンの楽曲となっている。今年11月に4thアルバム『オリジンズ』を発表したイマジン・ドラゴンズは、ニールセン・ミュージックによると今年1年間で34億回以上のストリーミング再生回数を叩き出しており、“Streaming Songs”の年間チャートで唯一ランクインしたロック・アーティストとなっている。加えて、“Streaming Songs”の年間アーティスト・ランキングでは、アリアナ・グランデ、カミラ・カベロ、リル・パンプらを下し、10位にランクインしている。

 その理由に迫ってみよう。米ペンシルベニア州のオルタナティブ・ロック専門のラジオ局のプログラミング・ディレクターを務めるフィル・クカウィンスキは、彼らが「安全なバンドでサウンド」を持つからだと話し、「誰もがイマジン・ドラゴンズを聴いた時に楽しめるから」とその理由を明かしている。

 彼らの先駆者には、そのポップ/ロック・サウンドを後押しするストリーミングの存在がなかったが、イマジン・ドラゴンズにはそのツールがあり、その活用法も心得ている。たとえば、2200万人のフォロワーがいるSpotify上で最も人気があるプレイリストの一つ“Today’s Top Hits”において、彼らは不変の存在で、新曲がリリースされると必ずといって楽曲が1曲目、または上位に表示される。

 バンドは、数多くのロック・アーティストがいまだに対応に苦戦しているプレイリスト・カルチャーへ順応している。Spotifyのグローバル・キュレーションのトップであるMike Bigganeは、バンドの新曲のリリース方法が「とても効率がよく」、「(継続的に曲をリリースし続ける)“いつもオンな状態”のドレイクのようなアーティストのリリース戦略と似ている」と話している。「(イマジン・ドラゴンズは)“ビリーヴァー”を皮切りに2017年に活動を再始動してから、音楽をリリースし続けている―そして彼らはそれを需要に基づいた、特定のリスナーに向けて発信している」と続けている。

 クカウィンスキはこう付け加えている。「(彼らの)レコード会社は曲をきちんとポジションし、ちょうどいい間隔で(リリースしている)……こうすることで、バンドはここ数年間表舞台から離れることがなかったし、2019年には再び表舞台に戻ってくるだろう」
 

◎“Streaming Songs”年間アーティスト・ランキングTOP10(“Streaming Songs”にチャートインした曲の数)
1位 ドレイク(34曲)
2位 トラヴィス・スコット(24曲)
3位 ポスト・マローン(21曲)
4位 カーディ・B(20曲)
5位 XXXTentacion(エックスエックスエックステンタシオン)(13曲)
6位 ミーゴス(9曲)
7位 6ix9ine(シックスナイン)(8曲)
8位 ジュース・ワールド(6曲)
9位 エド・シーラン(4曲)
10位 イマジン・ドラゴンズ(3曲)


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