ニール・ヤング、自身の音楽カタログをハイレゾ品質で無料公開
ニール・ヤング、自身の音楽カタログをハイレゾ品質で無料公開

 ニール・ヤングの50年以上のキャリアを網羅した全ての音源が現時点で無料で視聴できるサイト、<Neil Young Archives>(NYA)が公開された。彼のソロやバンドリーダーとしての作品はもちろん、バッファロー・スプリングフィールド(BS)、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSNY)の楽曲が全て公開されており、映像や書籍など関連資料の項目もある。

 理想的な条件下であれば、リスナーはヤングが開発に関わったハイレゾ・ストリーミング・プラグイン、Xstreamを通じて彼の音楽カタログを体系的に聴き進めることができる。高音質が重すぎる場合はページ上部のトグルスイッチで320kbsに下げることも可能だ。

 古いステレオとファイルキャビネットを模したキッチュなインターフェイスは、まるで90年代の冒険謎解きゲームのように難解な面も否めないが、これは自発的な発見を促すためだろう。ホームページにはヤングによるチュートリアル動画があり、NYAの狙いと方法論を説明する文章も公開されている。まずはタイムラインからスタートし、年代ごとにヤングのキャリアを追うのが一番分かりやすいかもしれない。

 Pitchforkによると、未発表アルバムである『Chrome Dreams』、『Homegrown』、『Freedom Live』もリストに載っているがストリーミングはされていない。また、BSやCSNYの楽曲でヤングが書いていないものがまだストリーミングされていないようだが、ニュース・セクションにはアップデートもあると書かれているので、今後追加される可能性はある。

 ニール・ヤングとプロミス・オブ・ザ・リアルのニュー・アルバム『ザ・ヴィジター』も数日前に公開されている。