ワン・ダイレクションの再来なるか…5人組イケメングループPRETTYMUCHがデビュー(Song Review)
ワン・ダイレクションの再来なるか…5人組イケメングループPRETTYMUCHがデビュー(Song Review)

 人気プロデューサー、サイモン・コーウェルによるプロデュースで、5人組のイケメングループがデビューを果たした。その名も、「PRETTYMUCH(プリティーマッチ)」。サイモン・コーウェルは、そのワン・ダイレクションやリトル・ミックス、フィフス・ハーモニーなどをスターに導いた豪腕。彼らのブレイクも期待できるかもしれない。

 ピアノやギターを得意とする、テキサス出身の17歳・ブランドン(Brandon Arreaga)。MTVのダンス番組に出演した経験をもつ、ニュージャージー州出身の19歳・ニック(Nick Mara)。インスタグラムを中心に活動していた、LA出身の17歳・ザイオン(Zion Kuwonu)。YouTubeにカバー曲などをアップし話題を呼んだ、ニューヨーク出身の19歳・エドウィン(Edwin Honoret)。そして、この中で唯一、アルバム・デビューを果たした経験をもつ、ノースカロライナ州出身の19歳・オースティン(Austin Porter)の5人で結成された、プリティーマッチ。

 様々な経歴をもつ彼らのデビュー曲「ウッド・ユー・マインド」は、5人の美しいハーモニーが全面推しされた、スタンダートなポップ・チューン。ペンタトニックスのように、メンバー全員がリードを取れる歌唱力をもち、若いのに硬軟の扱いもしっかりできている。ワン・ダイレクションというよりは、コーラスや歌唱力を売りにした、バックストリート・ボーイズに近い感じか。

 プロデュースは、スウェーデンの音楽プロデューサー、イリア・サルマンザデが担当。イリアは、テイラー・スウィフトの全米No,1ソング「バッド・ブラッド」(2015年)や、アリアナ・グランデの3rdアルバム『デンジャラス・ウーマン』(2016年)、今年の6月にリリースされた、ケイティ・ペリーの最新作『ウィットネス』などを手掛ける、ヒットメイカーだ。

 キマり過ぎていない、私服っぽいストリートファッションを纏った今風のビジュアルや、自撮りで撮影した動画など、ジャスティン・ビーバーの初期を彷彿させる“ローカル感”を売りにした感じがまた良い。公式チャンネルでは、現在までにオーディオ・ビデオのみ公開されているが、近日中には彼らお得意の“ダンス”も披露した、ミュージック・ビデオもアップされるだろう。

 ワン・ダイレクションが活動休止となった今、その空いた席を埋めるのは、彼ら5人かもしれない…

◎プリティーマッチ「Would You Mind」
https://youtu.be/Ay8mCS4wlf8