【米ビルボード・ソング・チャート】エド・シーランが9週目のNo.1、ドレイクが24曲エントリーの快挙
【米ビルボード・ソング・チャート】エド・シーランが9週目のNo.1、ドレイクが24曲エントリーの快挙

 エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、通算9週目の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 先週2位に浮上したブルーノ・マーズの新曲「ザッツ・ワット・アイ・ライク」が入れ替わり、首位に立つかが注目されたが、主要部門を制覇し、今週もエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」がNo.1を死守した。一方、この曲が収録されたアルバム『÷』(ディバイド)は2位にダウンし、ドレイクの新作『モア・ライフ』が首位デビューを果たしている。

 本作『モア・ライフ』からは、昨年10月にリリースされた先行シングル「フェイク・ラブ」が最高位8位をマークするヒットを記録。今週のソング・チャートでは、アルバムのリリースを受けて、先週の31位から15位に急上昇している。

 「フェイク・ラブ」の他には、8位に「パッションフルーツ」、9位に「ポートランド」の2曲がTOP10入りを果たし、TOP10以下にも、アルバムに収録された22曲全てがランクインする快挙を成し遂げている。その他にも、フィーチャリング・アーティストとして参加した、グッチ・メインの「ボス」が58位に、ニッキー・ミナージュの「ノー・フローズ」が84位にランクインし、TOP100中、計24曲を送り込む凄まじい記録を打ち立て、チャートの1/4をドレイクの楽曲が占める、異例のチャートとなった。

 TOP10以下では、サム・ハントの新曲「ボディ・ライク・ア・バック・ロード」が16位に上昇。カントリー・シンガーの楽曲(シングル曲)としては、異例のヒットを記録している。その他、カイゴ&セレーナ・ゴメスの「イット・エイント・ミー」が20位に、ゼッド&アレッシア・カーラの「ステイ」が21位に上昇。「バッド・アンド・ブージー」が3週の首位をマークしたミーゴズの新曲「Tシャツ」も25位に、順調にランクアップしている。

 昨年末、フィフス・ハーモニーを脱退したカミラ・カベロとのデュエット曲「バッド・シングス」(39位)をヒットさせた、マシン・ガン・ケリーの新曲「アット・マイ・ベスト」が88位にデビューした。この曲は、「スターヴィング」などのヒットで知られる女性シンガー、ヘイリー・スタインフェルドがフィーチャリング・ゲストとして参加していて、「バッド・シングス」に続くTOP10入りが期待されている。

 次週は、24日にリリースされた、元ワン・ダイレクションのゼインと、人気ラッパー、パーティーネクストドアとのコラボ・ソング「スティル・ゴット・タイム」が初登場する。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、22日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
2位「ザッツ・ワット・アイ・ライク」ブルーノ・マーズ
3位「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」ゼイン&テイラー・スウィフト
4位「バッド・アンド・ブージー」ミーゴズ feat.リル・ウージー・ヴァート
5位「アイ・フィール・イット・カミング」ザ・ウィークエンド feat.ダフト・パンク
6位「トンネル・ヴィジョン」コダック・ブラック
7位「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」ザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイ
8位「パッションフルーツ」ドレイク
9位「ポートランド」ドレイク
10位「パリ」ザ・チェインスモーカーズ