魔法少女になり隊が、10月20日 下北沢SHELTERにて行われた【SHELTER 25th Anniversary～THE REAL THINGS～】に出演し、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。
魔法少女になり隊は、2014年に行われたバンド・コンテスト【RO69JACK 2014】で優勝。今年も数多くのイベントに登場しては、クセになるハード＆ポップな楽曲でその現場をダンスフロアへと染め上げていく、いま勢いのあるバンドの一つだ。YouTubeにも公開されている彼らの動画を確認してもらえれば、メンバーのキャラクター、どういったバンドなのかがもっとわかってくるのだが、まずボーカルを務める火寺バジルは、魔女の呪いによって声を発せない。唯一、歌という魔法を使って、歌で気持ちを伝えることが出来る。この状況が音楽活動を通じて今後、どういう展開になるのかも気になるバンドでもある。
会場狭しと言わんばかりに多くの観客が集まったこの日のライブは、下北沢SHELTERの25周年を記念したイベントとなっており、魔法少女になり隊とPANが出演。トップバッターを務めた魔法少女になり隊だが、今年3月23日に発売したシングル曲「BA・BA・BA ばけ～しょん」といったダンスナンバーを、のっけから絶好調に畳み掛ける。そして、ライブ中も渾身のMCとテンションで盛り上げるgari（VJ＆vo）が、下北沢SHELTERへ25周年のお祝いコメントをおくり、「踊れる人は踊ってもいいし、自由に楽しんでくれぃ！」とハードな曲調に対しキュートな振りつけが楽しい「RE-BI-TE-TO」で、観客のボルテージをさらに高めていった。
また、魔法少女になり隊が私立恵比寿中学に楽曲提供をした「ちちんぷい」やアニソン界にとどまらず社会現象をも巻き起こしたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』EDテーマ「ハレ晴レユカイ」も披露し、大満足のセットリストで展開していったこの日のライブ。「9月21日でメジャーデビューをし、メジャーというフィールドでまた新しい冒険を始めました！」とgariがMCでデビューした思いを伝え、デビューシングル曲「KI-RA-RI」も披露して、ラストは彼らの代名詞ともいえる「冒険の書1」で、“魔法少女になりたい!!”の大合唱を生み出しステージを終えた。
今後、【KNOT FEST JAPAN 2016】や対バンでのライブ出演を控える彼らだが、2017年1月には東名阪のワンマンツアーも開催。チケットは2016年12月10日10:00より一般発売スタートとなっている。このツアーまでに、魔法少女になり隊をしっかりチェックして、ライブに足を運んでみてはいかがだろうか。
取材＆テキスト：古川泰佑
◎【魔法少女になり隊 ワンマンツアー2017】
2017年1月21日（土）名古屋APOLLO BASE
OPEN 17:30 / START 18:00
2017年1月27日（金）梅田Shangri-La
OPEN 18:30 / START 19:00
2017年1月29日（日）渋谷TSUTAYA O-WEST
OPEN 17:00 / START 18:00
＜チケット＞
料金前売 2,800円（税込）※D代別
2016年12月10日（土）10:00～発売開始
◎魔法少女になり隊 メンバー
・火寺バジル（vo）
・gari（VJ＆vo）
・ウイ・ビトン（g）
・明治（g）
http://mahousyoujoninaritai.com
ラリー遠田
田村耕太郎
クロちゃん
