マーヴィン・ゲイのドキュメンタリー映画に家族も期待
マーヴィン・ゲイのドキュメンタリー映画に家族も期待

 マーヴィン・ゲイの1971年の名作『ホワッツ・ゴーイン・オン』にフォーカスした同シンガーのドキュメンタリー映画『Marvin, What's Going On?』に、マーヴィン・ゲイの家族も期待を寄せていることが明らかになった。製作側いわく、Noah Media GroupとGreenlightによる同映画は、「この洞察力に優れたアーティストと、彼の非の打ちどころのないアルバムについて描いた作品」になるという。

 ゲイの子供達、ノーナ、マーヴィン3世、フランキー・ゲイはバラエティ誌に宛てた声明のなかで、「私たちは父と彼の素晴らしいアルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』の作品について描かれる同ドキュメンタリー映画に興奮しています。彼の存在が未だ無傷で残っている事を誇りに思うとともに、この映画の旅に参加できることを楽しみにしています」とコメント。さらに、「父は一筋縄ではいかない人でしたが、Noah Media Groupの細部に対する心遣いや真実に対する熱心さをもって、父の人生のインスピレーショナルで向上心の持った側面がかつてない形で取り扱われ、世界に共有されることと信じています」とも述べている。

 アルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺やベトナム戦争でアメリカが混乱するなかリリースされた作品だ。同時期がモータウン絶頂期でもあった。

 ドキュメンタリー映画『Marvin, What's Going On?』は今年中に制作に入る予定で、撮影はデトロイトやロサンゼルス、ワシントンで行われるとのこと。モータウンのトップスターたちのインタビューをはじめ、貴重な未公開映像もフィーチャーされるそうだ。