ドレイクの「ワン・ダンス」が全米ソングチャートNo.1に返り咲き
ドレイクの「ワン・ダンス」が全米ソングチャートNo.1に返り咲き

 6月4日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にて、ドレイクの「ワン・ダンス」(feat.ウィズキッド&カイラ)が先週2位から首位に返り咲き、非連続で2週目のNo.1を獲得した。先週、ドレイクからその座を奪い初登場1位をマークしたジャスティン・ティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」は、今週3位にランクダウンしている。

 「ワン・ダンス」は5月19日までの一週間に全米で3,000万オンデマンド再生(ニールセン・ミュージック調べ)され、サブスクリプション・サービスをもとにしたストリーミング・チャート“On-Demand Songs”で5週目の首位となった。同曲が収録されたドレイクのアルバム『ヴューズ』は現在、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で3週目のNo.1となっている。

 一方、デザイナーの「パンダ」は2位をキープ。合計5週目の“Streaming Songs”チャート首位となった同曲は、米国内で4,010万回ストリーミング再生されている。特筆すべきは、週間ストリーミング数が4,000万回を超えた曲はこれまでに3曲しかなかったという点だ。2013年に1億300万回に達したバウアーの「Harlem Shake」と、アデルの「ハロー」(6,160万回/2015年)、そしてリアーナの「ワーク」(4,650万回/2016年)だった。

 先週、1位初登場となったティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」は3位へダウンしているものの、“Digital Songs”チャートにおいては2週目のNo.1となっている。同曲は11月4日に全米公開予定のアニメ映画『トロール(原題)/Trolls』からの一曲だ。同劇中でティンバーレイクは、グウェン・ステファニーをはじめ、女優のアナ・ケンドリック、俳優のジェームズ・コーデンらとともに声優を演じているほか、音楽のエグゼクティブ・プロデューサーも務めている。同サントラは9月発売予定だ。また、RCAレコードによると、ティンバーレイク自身の2013年リリースの前作に続く次のアルバムは、来年早々に到着する可能性があるとのことだ。

 今週の“Hot 100”チャートで4位につけているのは、先日の【Billboard Music Awards】でもパフォーマンスを披露したルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」だ。同曲は依然として全米のラジオで最も聴かれている曲で、“Radio Songs”チャートでは4週目の1位となっている。

 【Billboard Music Awards】と言えば、同じくパフォーマンスを披露したフィフス・ハーモニーが、タイ・ダラー・サインをフィーチャーした「ワーク・フロム・ホーム」で先週6位から同チャート自己最高の5位へ再浮上している。また、“Pop Songs”ラジオ・エアプレイ・チャートでは同グループ初のNo.1をマーク。2006年にスヌープ・ドッグをフィーチャーしたプッシーキャット・ドールズの「ボタン」が首位を制して以来、およそ10年ぶりの女性グループによる1位獲得となった。

 続いてザ・チェインスモーカーズがDayaをフィーチャーした「Don't Let Me Down」にて、同チャート自己最高位となる6位に浮上。“Hot Dance/Electronic Songs”チャートでは5週目の1位をマークしている。

 以降の“Hot 100”トップ10は、マイク・ポズナーの「I Took a Pill in Ibiza」が7位、8位はリアーナの「ワーク」、9位はゼインの「ピロウトーク」、そして10位はリアーナの「ニーデド・ミー」となっている。トップ10圏外では、リアーナをフィーチャーしたカルヴィン・ハリスの「This Is What You Came For」が先週15位から12位に再浮上している。