日本公演後に引退予定してた故キース・エマーソン、自殺の原因明らかに
日本公演後に引退予定してた故キース・エマーソン、自殺の原因明らかに

 エマーソン、レイク&パーマーを率いるレジェンド・キーボーディスト、キース・エマーソン(71)が3月10日に亡くなったとの訃報に続き、サンタモニカ警察は彼が頭部を自ら銃で撃ったことにより亡くなったとし、自殺と断定した。

 また、同居するカリフォルニアの住まいでエマーソンの遺体を発見したガールフレンドのマリ・カワグチが、イギリスのタブロイド紙、デイリー・メールに対して語り、同キーボーディストが自ら命を絶つことになった理由にもなり得る事情を打ち明けた。

 「彼はここ何年も右手に問題を抱えていました。2、3年前に悪い筋肉を取り除く手術を受けましたが、右手の痛みと神経の問題は更に悪化したのです。彼は日本でのコンサートを控えており、サポートのためのバックアップ・キーボード・プレイヤーを雇っていましたが、それでもキースは心配していたのです。彼はネット上の批判を全て読み、繊細な心の持ち主でした。昨年、彼がコンサートで演奏すると人々は、“彼にプレイを止めてもらいたい”といったような趣旨のコメントを投稿したのです。彼は十分にできないのではとの心配に苦悩し、日本公演の後に引退する予定でした。ファンを失望させたくなかったのです。彼は完璧主義者で、パーフェクトなプレイが出来ないとの思いが自分を憂うつにさせ、ビクビクし、不安にさせたのです」

 米ビルボードでは現在エマーソン、レイク&パーマーの代表にコメントを要請している。