14曲初登場のアニメチャートで『あんスタ』2ユニットが大活躍 デジタルでは岸田教団&THE明星ロケッツが首位
14曲初登場のアニメチャートで『あんスタ』2ユニットが大活躍 デジタルでは岸田教団&THE明星ロケッツが首位

 1月27日発売の新曲14曲が一気に初登場した今週のビルボードアニメチャート Hot Animation。そんな中、1位と3位を獲得し、上位を占拠したのがアイドルプロデュースゲーム『あんさんぶるスターズ!』の2ユニット、TrickstarとRa*bits。Trickstarは「Rebellion Star」で今週1位を獲得。また、Ra*bitsは「Joyful×Box*」で3位となった。2グループともほぼ同程度のCDセールス、ルックアップのポイントを獲得し、大変動のアニメチャートでシリーズの存在感を見せつけた。

 そんな2曲に挟まれて今週2位になったのは稲葉浩志「羽」(『名探偵コナン』オープニング)。CDセールスは落ちたもののラジオプレイ、デジタルセールスは好調で、チャートイン4週目でも安定感を見せているのは流石。ロングヒット系では、8位にA応P「はなまるぴっぴはよいこだけ」(『おそ松さん』オープニング)、10位に秦 基博「ひまわりの約束」が、15位にMrs.GREEN APPLE「Speaking」(『遊☆戯☆王ARC-V』エンディング)がそれぞれチャートイン。このあたりの曲が今後のアニメチャートの分水嶺となりそうだ。

 Hot Animationは総合チャートだが、デジタルセールスの指標で並べ替えると全く異なるヒットの様相が見えてくる。それによると今週首位は岸田教団&THE明星ロケッツ「GATE II~世界を超えて~」(『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』オープニング)、2位はSCREEN mode「Naked Dive」(『無彩限のファントム・ワールド』オープニング)。その他、STEREO DIVE FOUNDATIONやMachicoの1月27日発売曲も上位となり、一方、TrickstarとRa*bitsは下位になる。今後これらの曲がどう推移するのか。現代の“ヒット”の多様性を考えるサンプルとなりそうなチャート結果だ。