『アナと雪の女王』サントラ盤、2位と10万枚以上の差をつけ全米アルバムチャート独走中
『アナと雪の女王』サントラ盤、2位と10万枚以上の差をつけ全米アルバムチャート独走中

 2位以下と10万枚以上のセールスを引き離し、今週も『アナと雪の女王』がNo.1を獲得した、4月26日アルバムチャート。

 観客動員数は750万人を突破、興行収入は100億円に迫る勢いで、世界興収歴代8位にランクインする大ヒットを記録している、映画『アナと雪の女王』。今週のシングルチャートでも5位にランクイン中のイディナ・メンゼル「レット・イット・ゴー」は4500万回、デミ・ロヴァートのバージョンは1億3000万回を突破する視聴回数を記録し、日本でも松たか子によるカバーが、300万回を超え、映画、音楽ともに『アナと雪の女王』フィーバーが止まらない。

 「ハッピー」がシングルチャートで8週連続No.1、フィーバーが止まらないファレル・ウィリアムスのアルバム『ガール』は、先週の9位から2位に大きくランクアップ。ABCやCBSテレビの出演が大きく反映し、シングル、アルバムともにポイントがアップした。

 春の新作ラッシュが続く中、今週もTOP10内は4位から7位までの4作が初登場作品となった。まず4位には、クリスチャン系のロックバンド、マーシーミーの9作目のアルバム『ウェルカム・トゥ・ザ・ニュー』が26,000枚を獲得してデビュー。2001年にリリースしたデビュー作『オルモスト・ゼア』が200万枚を超えるセールスを記録し、2010年の『ザ・ジェネラス・ミスター・ラヴウェル』で3位をマーク、今作で3作目のTOP10入りと、7作目のクリスチャン・チャートNo,1獲得をする快挙を成し遂げた。

 続いて5位は、ブラック・レーベル・ソサイアティの10thアルバム『カタコンベ・オヴ・ザ・ブラック・バチカン』が初登場。オジー・オズボーンのギタリスト、ザック・ワイルドが結成したメタルバンドで、前作の41位から大きく飛躍し、今作で2作目のTOP10入りを果たした。6位のソモは、26歳のR&B系シンガー。昨年夏にリリースされたデビュー・アルバムはランク圏外だったが、昨年末に先行シングルとしてリリースされた「ライド」がスマッシュ・ヒットを記録し、本作『ソモ』のヒットに繋げた。

 そして7位は、もはやベテランの域に達したカントリーシンガー、マルティナ・マクブライドの新作『エバーラスティング』が21,000枚を獲得して初登場。本作は往年の大スター達のヒット曲を焼きなおしたカバー・アルバムで、アレサ・フランクリンやエタ・ジェームス、サム・クックやオーティス・レディングなど、ソウル系アーティストのナンバーが中心で、ソウルフルで音域のある歌唱力が活かされた素晴らしい出来栄えに仕上がっている。