ザ・フーのリード・シンガーであるロジャー・ダルトリーが、ロングビーチで行われるインディカー・シリーズのイベントに参加することになった。トヨタ・グランプリにて慈善活動とレースを融合させるそうだ。

 ダルトリーは10代や若いがん患者をサポートする“ティーン・キャンサー・アメリカ(TCA)”の知名度を上げるべく、同イベントに参加する。ザ・フーのメンバーとして1990年にロックの殿堂入りしている彼は、バンドメイトのピート・タウンゼントと共に同団体を設立。米国中のがん患者達が特別な医療処理を受けられるよう活動しているという。ちなみに彼のイギリスでの慈善団体“ティーンエイジ・キャンサー・トラスト”では、そのような医療装置を主な病院に27個設置しているそうだ。

 なお、インディカー・シリーズのレーシング・ドライバーであるライアン・ハンター=レイやジャスティン・ウィルソン、も、TCAアンバサダーとしての任務を務めるため参加。また、ダルトリーは“ロード・リベリオン・ツアー”という新たなTCAの構想を発表するほか、レーススタート前のフォーメーションラップにて、名ドライバーのマリオ・アンドレッティが運転する“Fastest Seat in Sports”に乗る予定だ。