ストゥージズのスコット・アシュトン逝去、盟友の死にイギー・ポップ沈痛
ストゥージズのスコット・アシュトン逝去、盟友の死にイギー・ポップ沈痛

 イギー・ポップを中心とする伝説的なバンド ストゥージズでドラマーを務めていたスコット・アシュトンが、3月15日に亡くなったことが伝えられた。64歳だった。

 スコットの死は、イギーが自身のFacebookを通じて伝えており、「昨夜、私の親友スコット・アシュトンが亡くなった」「スコットは偉大なアーティストだった。彼のドラムプレイほど意味のある演奏を私は聴いたことがないし、自分にとっては兄弟のようだった。彼とロン(スコットの兄)は数限りない遺産を世界に残した。アシュトン家は私にとってずっと第二の家族だった、そしてこれからもそうだろう」と沈痛なる思いが綴られている。さらにスコットを支えてきた人たちへは、「私の心は彼の最愛の人たち、姉キャシー、妻リズ、そして娘リーナと共にあります」とメッセージを寄せた。

 スコットは、イギー、デイヴ・アレクサンダー(b)、兄で2009年に亡くなったロン・アシュトン(g)と共にストゥージズを結成し、1974年に解散するまで3枚のアルバムをリリース。2003年に再結成を果たして、2010年にはロックの殿堂入り。翌2011年に脳卒中でライブ活動を休止するまで、バンドのドラマーを務めていた。