第9回の名取洋之助写真賞に山本剛士さん 〈アサヒカメラ〉|AERA dot. (アエラドット)

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第9回の名取洋之助写真賞に山本剛士さん

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第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞に選ばれた山本剛士さんの「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」から

第9回名取洋之助写真賞奨励賞に選ばれた片山育美さんの「とうふ屋のおじちゃん~a period of time~」から

第9回名取洋之助写真賞奨励賞に選ばれた片山育美さんの「とうふ屋のおじちゃん~a period of time~」から

第9回名取洋之助写真賞奨励賞に選ばれた片山育美さんの「とうふ屋のおじちゃん~a period of time~」から

第9回名取洋之助写真賞奨励賞に選ばれた片山育美さんの「とうふ屋のおじちゃん~a period of time~」から

 日本写真家協会(JPS)は、第9回名取洋之助写真賞を山本剛士さん(28歳)に、同奨励賞は片山育美さん(31歳)に贈ることを発表した。これまで30歳だった年齢制限を、今回から35歳に引き上げている。
 同賞はフォトジャーナリストを志す若手写真家の登竜門として、日本写真家協会が2005年に創設した。名取洋之助は「週刊サンニュース」、岩波写真文庫などを手掛け、日本の報道写真に大きな影響を与えたパイオニアの一人だ。

 山本さんの受賞作「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」(モノクロ30枚)は、原発事故で人が住めなくなった町を丹念に撮影したものだ。報道するメディアも減る中で、関心を持ち、通い続けることで、見る人の心を動かす写真を得た。選考委員3氏はその努力と、今後の継続に期待を寄せて、受賞を決めた。
「(この地域は)やがて地図の上から消えていくかも知れない。その怒りと哀惜の情が、一枚ごとの写真をつないでいる」と選考委員の鎌田慧氏(ルポライター)は評価している。
 山本さんは山梨県在住で、写真家として活動している。これまで第3回の奨励賞(対象作「被災者の心~新潟中越地震~」と前回の奨励賞(対象作「福島原発事故~『酪農家の記憶』~飯舘村長泥封鎖」)に選ばれている。
 受賞の言葉として、この賞は彼の中で受賞を固く心に決めていた目標であり、「感無量です」と喜びを語っている。

 奨励賞は、身近な町の商店がひっそりと店を閉じていく経過を綴った「とうふ屋のおじちゃん~a period of time~」(モノクロ30枚)。そこには日本の食のあり方や高齢化、介護の問題などが内包され、「現代社会をドキュメントしたものと高く評価した」(写真家・田沼武能氏)、「心に響くストーリー」(写真家・大島洋氏)と認められている。
 片山さんは会社員で、3年ほど前から写真を始めた。「写真界の市民ランナーとして、全力で写真表現を楽しみ、この賞に恥じぬよう邁進して参ります」と受賞の喜びと抱負を語った。

 受賞作品展は、東京・六本木の富士フイルムフォトサロン東京(2014年2月7日~13日)と同大阪(2014年2~3月頃)で開催予定。

 なお三次審査には齊藤小弥太さんの「永遠の園-南インド ホスピス-」、帖地洸平さんの「陽のあたる工場~坦々とした日々の中に優しい時間が流れる~」、高橋智史さんの「湖上の命」が残った。


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