今年は生誕100年、植田正治の「実験精神」を知る 〈アサヒカメラ〉|AERA dot. (アエラドット)

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今年は生誕100年、植田正治の「実験精神」を知る

アサヒカメラ
ジャンプするボク 1949年頃

ジャンプするボク 1949年頃

モデルとゲイジュツ寫眞家たち(Ⅰ) 1949年

モデルとゲイジュツ寫眞家たち(Ⅰ) 1949年

シリーズより 1959-70年

シリーズ<童暦>より 1959-70年

シリーズより 1987-92年

シリーズ<幻視遊間>より 1987-92年

 植田正治が生まれてから、2013年は100年の節目にあたり、さまざまな展覧会が企画されている。鳥取県・伯耆町の植田正治写真美術館では、その第1弾となる展覧会である、植田正治の「実験精神」を6月30日まで開催している。

 砂浜や砂丘舞台とした演出写真は“植田調(Ueda-cho)”の代表として世界的にもよく知られている。シリーズ「童暦」では、山陰の風土を背景に子どもたちの姿を長年にわたりやさしいまなざしで描いた(1959~70年)。展示ではそのほか、ヨーロッパ各地で撮影された「音のない記憶」(72~73年)、ファッション写真に取り組んだ「砂丘モード」(83~96年)、また風景を造形的にとらえた作品や、オブジェにとりこんだ作品の数々も印象深い。

 写真を生み出す「実験精神」は、植田の創作の原動力だった。その道筋は、つねに好奇心と遊び心、そしてチャレンジ精神にあふれていた。今回の展示では、そんな植田の旺盛な実験精神をおよそ70年にわたる活動から俯瞰し、初期から晩年の作品までを丁寧にたどりながら紹介している。

(*「週刊朝日」5月24日号ではグラビア「植田正治 生誕100年 “写真した”日々」を掲載しています。併せてご覧ください。)


植田正治(うえだ・しょうじ 1913年~2000年)
鳥取県西伯郡境町(現・境港市)生まれ。中学時代から写真にのめりこむ。東京のオリエンタル写真学校に学び、帰郷後19歳で写真館を開業。以後、山陰の地で家族や地元の人々をモデルに演出写真などを撮り続けた。「植田調」と呼ばれる独特の作風は世界的に知られている。


■植田正治の「実験精神」
会場:植田正治写真美術館
開催期間:2013年4月27日~6月30日
開館:9時~17時
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
住所:鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
TEL:0859-39-8000


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