東海道五十三次(行書東海道)四十五 石薬師(掲載した浮世絵の所蔵、取材協力=川崎浮世絵ギャラリー)
梶よう子(かじようこ)/ 東京都生まれ。2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞受賞。08年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞しデビュー。16年『ヨイ豊』が第154回直木賞候補に。同作で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。著書に『ことり屋おけい探鳥双紙』(朝日文庫)など多数。
『広重ぶるう』新潮社刊 2310円(税込み)後に歌川広重と呼ばれる売れない絵師であり定火消同心の重右衛門が、ベロ藍と呼ばれる外国製の貴重な顔料と出合うことで自身の「名所絵」を発展させ、当代一の人気絵師になっていく。その過程を北斎や国貞などの他の絵師や摺師、版元たちとの交流を絡めつつ描く一代記。
東海道五十三次(隷書東海道)四十三 桑名(掲載した浮世絵の所蔵、取材協力=川崎浮世絵ギャラリー)