「黎明の鹿島槍ケ岳」。まだ空が暗いうちに今シーズンの営業が終わった鹿島槍スキー場から、山スキーにシールを装着して登高を開始する。やがて真っ赤なドレスをまとうように、鹿島槍ケ岳東面が赤く燃えだした■ニコンZ 7・AF-S ニッコール 70-200mm f/4G ED VR・ISO200・絞りf8・40分の1秒
「冷乗越付近の雪庇と鹿島槍」。冷乗越付近は風の通り道で、信州側に大きな雪庇が発達する場所として知られている。残雪期には雪庇の自重で溝ができるが、この溝にはまると時に腰あたりまで潜って出るのに苦労させられる■ニコンZ 7・ニッコール Z 24-70mm f/4 S・ISO200・絞りf13・200分の1秒
「五竜岳夏景」。朝、雲海をはるか下にしたがえていた五竜岳だったが、日が高く上るにつれて雲が湧き出して波のように五竜岳を包み込んでいく。雲はまるで生きているようで、やがて完全に飲み込んでしまった■ニコンZ 7・ニッコール Z 24-70mm f/4 S・ISO200・絞りf5.6・400分の1秒
「紅葉寸景」。爺ケ岳南峰から扇沢越しに紅葉する岩小屋沢岳を望むとだいぶ下まで雲海が下がり、その先にまるで取り残されたような雲が目についた。山の稜線が入ると山が主役になってしまうので、あえて上部をカットした■ニコンZ 7・ニッコール Z 24-70mm f/4 S・ISO100・絞りf9・80分の1秒
「星夜の五竜岳・鹿島槍ケ岳」。遠見尾根の西遠見山でひとり雪洞を掘り終えると、すでにあたりは暗くなり星が瞬き始めていた。やがて満点の星空になるころ、北アルプスの稜線から放射状に雲が伸びてきて、朝にはどんよりした空になってしまった■ニコンZ 6・ニッコール Z 200mm f/1.8 G・ISO1250・絞りf2.5・15秒