スクリーントーンを貼る作業が苦手という伊藤さん、「死びとの恋わずらい」のほとんどのコマはトーンを使わず手で描いている
伊藤潤二著『不気味の穴――恐怖が生まれ出るところ』(朝日新聞出版)では、アイデアやストーリーのつくり方、キャラクターの生み出し方など、伊藤さんの頭の中をさらけ出しています。
作画の点ではもっとも密度が高く充実していたという「長い夢」。当時はとにかく余白が許せない生真面目さと体力があったと伊藤さんは語る
伊藤潤二さん(撮影/朝日新聞出版写真映像部・東川哲也)