前列右が、父・眞澄氏が愛用していたヤシカエレクトロ35GX。コニカC35は5歳のときに自分専用に与えられたカメラで、今も愛着がある。ペンタックスESは、子どものころのカメラの原体験であり、コンタックスST(後列左)は父の死後、“遺品”として購入した。ライカへの対抗心もあるが、コンタックス好きでプラナーレンズを見ながら酒が飲めると語ってくれた。黒と銀のツートンカラーに思い入れが強く、G2のボディーに自分で革張りするほどの凝りようだ
2000年に訪れたベトナムの片田舎ではカメラが珍しいらしく村人が集まってきて、その笑顔が印象に残ったという。子どもを中心に切り取った構図がおもしろい
3、4歳のころの岡田眞善さん。おもちゃのようにカメラがお気に入りで、いつも手にしてシャッターを切っていたという。撮影は父の岡田眞澄氏
ギャラリーに展示されていたミニチュアカーを、コンタックスT3でその場の照明でとらえた。ボディーのメタリックな輝きと背景のボケが美しい。カメラは持っていることが大事で、1日に20枚は撮るという