本間希樹(ほんま・まれき)/1971年、アメリカ合衆国テキサス州生まれ。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。現在、国立天文台水沢VLBI観測所所長。専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトに日本側責任者として参加し、銀河の中心部にあるとされる巨大ブラックホールの存在の確認に挑んでいる。今年4月、国際研究チームがブラックホール撮影に成功したことを発表し、世界中の注目を集めた。 (撮影/写真部・加藤夏子)
本間希樹さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・加藤夏子)