櫻井の今後の育成方針は、高田GMによれば「リリーフとして育てていく」ということだ。打撃センスを鑑みれば先発でぜひ見たい選手ではあるものの、メンタル面と三振が取れる投球術を考慮すればリリーバーとしても当然面白い存在である。もしかしたら、ゆくゆくはクローザーとして名乗りを上げるかもしれない。

 ルーキーイヤーで果たしてどんな進歩を遂げるのか。常に成長を望む櫻井は、あらゆる可能性や未来を有する選手である。(文・石塚隆)

●プロフィール
石塚隆
1972年、神奈川県生まれ。スポーツを中心に幅広い分野で活動するフリーランスライター。『週刊プレイボーイ』『Spoltiva』『Number』『ベースボールサミット』などに寄稿している。