樋口美穂子コーチ(左)と宇野昌磨選手(右)(c)朝日新聞社
樋口美穂子コーチ(左)と宇野昌磨選手(右)(c)朝日新聞社
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 平昌五輪のフィギュアスケートでいきなり銀メダルを獲得し、そのアイドル並みのルックスで女性の心を鷲掴みにした宇野昌磨(トヨタ自動車)。

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 その宇野をこれまで二人三脚で支えてきた樋口美穂子コーチに対する心ないバッシングがSNS上で相次いでいる。

 整った顔に毛皮をまとったゴージャスないでたち、まさに「美魔女」という言葉がぴったりな風貌の樋口コーチ。

 それだけにTwitterなどでは「(宇野選手と)ベタベタしすぎ」「コーチとできているの?」「バブリーネイルが決まっている」といった声があがっているのだ。

 そんな世間の批判に対し、「これまでの道のりがあるんだから」と樋口コーチを擁護するのが、元フィギュアスケート日本代表で、プロスケーターの渡部絵美氏だ。

「これまで苦しいこと、辛いことも2人で乗り越えてきましたから、樋口コーチが感極まって宇野君に抱きつくなんて当たり前ですよ。24時間、常に一緒にいると言ってもいいほど、選手とコーチの絆は強い」

 樋口コーチは、1992年アルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりと同い年の48歳。元フィギュアスケート選手で全日本選手権にも出場した実力者だった。20歳で選手を引退後、伊藤みどり、浅田真央ら多くの選手を育てた山田満知子コーチのアシスタントコーチを務めた。

 本来、フィギュアスケートでは、コーチとは別に振付師がつき、選曲などプログラム作りを行うが、宇野の場合、樋口コーチが振り付けも担う。平昌五輪での演技を終えた宇野は、試合後のインタビューで、「樋口先生がこれまでで一番喜んでくれたので、それはすごく嬉しかった」と答えており、コーチとの信頼関係が伺える。

「宇野君が小さい頃から、山田コーチと樋口コーチで成長を見てきたのです。コーチの役割は、宇野君が調子の良い日も悪い日も、どう声をかけていくかを考えることですから、ずっと彼の様子を見て、支えてきたことの成果が出たというのはコーチとして嬉しかったと思います。むしろ、私には、選手とコーチが非常に良い関係ということが見ていてわかりますよ。普段の練習中は、コーチとして絶対に厳しいことを言っています」

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