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正月の楽しみと言えば、年賀状とお年玉。礼儀が大事だと言われる芸能界のお正月ってどうなってるの? さぞ豪華なお歳暮にあいさつ回り……と思いきや、カンニング竹山さんはついに年賀状をやめたそう。その理由は?
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芸能人の年賀状って見たことありますか? 事務所にそれ用に写真を撮ってもらい、オリジナルの年賀状を出している人もいます。個人で律義に書いている方もいます。僕らカンニングというコンビが若手のときは、毎年作ってもらって、仕事でご一緒した方たちに出していました。やっぱり僕らのことを覚えてほしい、売れたいっていう思いもあって。何年か後に、さま~ずさんに「お前ら若手のときから年賀状くれてたの覚えてたよ」と言ってもらったこともあって、出していて良かったなと思いました。
でも忙しくなってきて、それがなかなかできなくなって……。まあ、サボりだしたってことです。で、僕はやめました。もう10年ぐらい前になります。やんなきゃいけないな、無礼だなと思いつつ、理由はみなさんも同じかもしれないけど、やっぱりメールが登場したのが大きかったですよね。
一時期は元旦にメールで「明けましておめでとうございます」って送っていました。元日は生放送とかで忙しかったから、その合間にずーっとガラケーでカチカチ打って……。で、結局いまは、本当に人生でお世話になったと思っている人にだけ電話をするようにしています。それが結局、5人ぐらいなんですよね。
でも、偉そうなことを言わせてもらうと、大人は「筆でしたためる」っていうことをやった方がいいと思うんですよ。直接会って話すとか、顔を見て謝るというのも必要なことではありますけど、一つの礼儀として「したためる」という技は持っておかないといけない。年賀状もそうだし、礼状を書くとか、ちゃんとした大人はやっています。それができるのと、できないのではえらい違いだと思うんですよ。だから、「年賀状やめました」っていうのは、大人としては「何だかな~」と思いますよね。