もちろん、大手企業のCMキャラクターをはじめ、古くから人気芸能人の収入源となっている一部のビジネスに関しては、いまだに一般的な知名度の高さや好感度が大きなアドバンテージとなっている。
だが、こうした大きな仕事のオファーが来るのはほんの一握りの“勝ち組”に限られる。
しかも、知名度の高さや好感度を売りモノにしているタレントは芸能活動を継続するうえで、大きなリスクも伴うという。
「多くのメディアは著名人を記事にする場合、前提としてその一般的な知名度の高さや旬、話題性などを考慮する。つまりテレビなどのマスメディアで活躍し、有名になればなるほど当然、マスコミのターゲットになりやすいというリスクもある。とくに最近は、1度のスキャンダルがタレント生命を窮地に追い込むケースも増えているからね。それでも、昔は有名になればそのぶん仕事や金が自然とついてきたものだけど、今はそういう時代でもないからね」