女優の堀北真希(28)が2月28日をもって芸能界を引退した。夫で俳優の山本耕史(40)は妻の決断について「本人が長年望んできたことなので」と、以前から引退を考えていたことをにおわせた。
2015年8月に結婚、昨年12月に第1子を出産したばかりだが、「昨年の3月からは、すでに仕事をセーブしていた」というのは女性誌記者だ。
「結婚後は一日も早く子供が欲しかったそうで、本人も仕事はセーブする意志が固かったようです」
堀北は公式サイトに「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」とメッセージを寄せ、「これからも2人で力を合わせ、愛情いっぱいの家庭を築いていきたいと思います」と思いを綴った。
「結婚して間もなく事務所には結婚生活を優先させたい旨を伝えたそうです。彼女はよく芸能人の友達もいないし、作らない、と話していたほどですから、もともと芸能界には未練はなかったのでしょう。妊娠が分かった段階で、もう“引退”の決断をしていたようです」(芸能関係者)
かつて出演した旅番組では「旅行などの計画は一から自分で仕切り、予約なども全部自分でする」と語っていた。
広告代理店関係者は「旅行などはもちろん、その日の献立やプライベートの予定もきちんと自分で管理していました。とても几帳面で細かいところまで気が付くので、子供が生まれたら、家庭を第一というのは彼女らしい選択だと思います」という。
引退は、彼女自身が描いたシナリオだったのだろう。その姿は絶頂期で引退した山口百恵さんと重なるが、堀北の強い意志があれば百恵さんと同じく“愛情いっぱい”の家庭を築いていくに違いない。(ライター・緒方博子)