(c)TBS
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 女優の新垣結衣(28)が主演する火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の第10話が12月13日に放送され、平均視聴率が17.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となる自己最高を記録したことがわかった。第10話は15分拡大版だった。

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 初回から右肩上がりの視聴率を記録していたが、今回もさらに視聴率を更新。この勢いなら、次週放送の最終回でさらなる更新も期待できそうだ。

 「逃げ恥」は「Kiss」(講談社)で連載中の海野つなみ氏による同名漫画が原作。派遣切りにあった森山みくり(新垣)が、「独身のプロ」を自称するサラリーマンの津崎平匡(星野源)と共同生活をし、家事労働の対価をもらう「契約結婚」をするストーリーだ。

 前回、お互いの好意を伝え合あったふたりは、第10話ではついに同じベッドで一夜を過ごし、カップルらしい幸せを満喫していた。しかし、そんな中で津崎のリストラ問題が浮上する。津崎は次の職を探す一方で、このタイミングでみくりに対して「きちんと入籍して、結婚しましょう」とまさかのプロポーズ。だが、なぜ籍を入れようと思ったのかと、みくりが尋ねると「きっかけはリストラです。結婚すればもっとも合理的かと」と悪気なく話してしまう津崎。それを聞いて戸惑うみくりに対し、津崎が「僕のことが好きではないということですか?」と問うと、みくりは「それは“好き”の搾取です。好きなら、愛があればなんだってできる、そんなことでいいんでしょうか」と応じる。さらに「私、森山みくりは、“愛情”の搾取に断固として反対します」と宣言する……という展開だった。

 このみくりの言葉にネット上では、さまざまな意見が飛び交った。

「『愛情の搾取』かぁ。うまいなぁ」「結婚したら『好きな人のために無償で家事やって尽くすのは当たり前でしょ』になって、子供産んだら『可愛い子供のために無償で人生捧げるのは当たり前でしょ』になるんだなあ」「ラストは妻を都合のいい家政婦だと思ってる夫たち、夫をATMだと思ってる妻たちへの160km/hストレート球だ」などと、“愛情の搾取”を感慨深く受け取った視聴者の声が見受けられた。

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