玩具メーカー大手のバンダイは、7月12日、都内で発表会を開き、「ガンダムシリーズ」の最新作2作品を、8月から順次放映することを発表した。
発表された作品は、「ガンダムビルドファイターズトライ アイランドウォーズ」と「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の2作品。
「ガンダムビルドファイターズトライ アイランドウォーズ」は、2014年10月から2015年4月まで放映されたアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」の特別編にあたる。同作品は、これまで「兵器」として描いてきたガンダム作品と一線を画し、ガンダムが「プラモデル」として描かれている点が特徴。プラモデルとなったガンダム同士を戦わせる架空の競技「ガンプラバトル」を主題に描いている。8月21日午後4時からテレビ東京系列で1話限りで放映される。
一方、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、15年10月から16年3月にかけて放映された同名の作品の続編にあたる。10代から20代の若者をターゲットに、泥臭い人間ドラマを描いている点が評価されている。主要製作スタッフは前作から変わらず、より激化する戦いを舞台に、前作同様のリアリティーある人間ドラマを描いていく。10月2日から毎週日曜日の午後5時より、TBS系列で放映される。
両作品を制作する、サンライズの佐々木新・取締役は、こうしたガンダム作品の展開について、発表会で次のように話した。
「『ビルドファイターズ』ではガンダムやガンプラの楽しさを、『オルフェンズ』ではその時々の若者たちに訴求できる要素をいかに盛り込むかに注力している。今後もあらゆるメディアを通じてガンダム作品を発信していきたい」
(ライター・河嶌太郎)