山本昌(写真は2013年)
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 今シーズン限りでの引退を表明した中日の山本昌(50)が、10月7日の広島対中日戦(最終戦、マツダスタジアム)で先発登板する。日本プロ野球機構が6日に発表した。50歳での登板が実現すれば、日本球界初の快挙だ。広島の先発はエース・前田健太。

 明日の試合は、現役選手として山本昌の勇姿が見られる最後のチャンスである一方、広島にとって勝てばクライマックスシリーズ(CS)進出が決まる大一番だ。山本昌先発を歓迎する竜党が多数だが、複雑な感情を抱くファンもいる。
 
「まさか先発するとは思わなかった。一人でも絶対抑えて! 広島はCS進出がかかっているけど、そんなことは気にせず、全力で投げてほしい」(ファン歴25年、埼玉県在住の40代男性)

「前回登板(8月9日)をナゴヤドームで観戦しましたが、それが最後であってほしかった。明日の試合で投げても、始球式のようなものでは……CS進出をめざす広島に少し失礼な感じがします」(ファン歴32年、岐阜出身の40代男性)

 果たして、ラスト登板でどんな投球をみられるのだろうか。

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