発売10カ月で累計発行部数100万部を超えた、松岡修造さんの『まいにち、修造!』(PHP研究所)を皮切りに、大ヒットした“日めくりカレンダー”。他にも、ネガティブ芸で知られるお笑い芸人、ヒロシさんの『まいにち、ネガティブ。』(自由国民社)や、お笑いコンビ、NON STYLEの井上裕介さんの『まいにち、ポジティヴ!』(ワニブックス)などが続々と発売され、出版界ではちょっとした日めくりカレンダーブームとなっている。
それぞれのカレンダーには、日付だけでなくオリジナルの写真と言葉が添えられていて、笑えるものや、考えさせられるものなどさまざま。何気ない言葉に、クスリと笑ったり、肩の力が抜けたりするのもいいが、せっかくならさらに幸福になりたいと欲を張るのが人情というものではないだろうか。
“芸能界最強占い師”として精力的に活動中のゲッターズ飯田氏による『ゲッターズ飯田の運めくりカレンダー』(朝日新聞出版)は、飯田氏が約5万もの人を無償で占ってきた中で気づいた、「幸運体質」になるための大切な言葉を集めた、開運カレンダーだ。
これまでにも、『ゲッターズ飯田の金持ち風水』(朝日新聞出版)、『ゲッターズ飯田の開運ブック』(講談社)などの著書で、開運テクニックを公開している飯田氏だが、カレンダー制作のきっかけは、自身のブログだという。
ブログをはじめた当初、「◯◯のラーメン食べた」といった差し障りのない内容を書いていたという飯田氏。すると当時のマネージャーに「お前がラーメン食べた話なんてどうでもいい! 何を体験したか、何を経験したかを書きなさい。それじゃないと価値がない」と忠告され、そのアドバイスに従い、自身が実際に体験したことを書くようになったという。
実際に体験したことを書くようになると、今までなら気にも留めなかったようなことにも、気を配るようになる。そんな中で、経営者や芸能人など、“成功者”といわれる人たちは、「いいことをいうぞ」と思っているわけでもないのに、当たり前のように“いい言葉”をごく自然に使っていることに気づいた。彼らは、プラスのことしか見ないし、幸せなことを見つけるのがうまい。幸せを感じやすく、幸せに敏感に反応する。そういう人が、「幸運体質」なのだと飯田氏はいう。
逆に、いい言葉を聞いても「偽善」だとか「嘘くさい」といって、悪い側面ばかりに気がいってしまう人は「不幸体質」なのだとか。
自分自身がどちらなのか知りたい場合は、このカレンダーをめくってみるといいだろう。“いい言葉”をいい言葉だなあと感じられる人は「幸運体質」、何も感じられない、または「ケッ」と思ってしまった人は「不幸体質」ということになる。
ただし、「いい言葉だなあ」と思っているうちはまだまだ。カレンダーに書いてあることが「当たり前だなあ」と思えるようになったとき、その人の運が、さらに上がったということになるのだという。
例えば6日と31日に書かれている言葉。
「つらいときに『明るい妄想』ができる人は一番いいと思う」
「自分の人生を邪魔しているのは自分かもしれない」
あなたは“幸運体質”だろうか? それとももう、悟りを開いているのだろうか?