
年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
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新潟で不登校の子どもたちのためにフリースクール「寺子屋ありがとう」を経営している岸本達也さんという男性がいる。
彼は、かつて船乗りだった。
ところが、彼は病気になって、体調を壊した。休職と復職を繰り返す日々。
めまいがするために船にも乗れなくなった。
休職しているときに、友人から相談を受けた。
「子どもが不登校になって高校を辞めたんだ」
「僕、時間あるし、勉強みてあげようか?」
ということで、友人の子どもの勉強の面倒をみた。
そして、その友人の子どもは大検に受かった。
両親にも、その子にも感謝された。
人に感謝されることが嬉しくて、
「不登校の子供たちのためのフリースクールをやろう!」
と岸本さんはフリースクールを立ち上げた。