
年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
* * *
仕事でコミュニケーションやモチベーション研修のために介護施設の研修に行く機会も多い。
そして、たくさんの認知症の人や、ただ座っているだけ、寝ているだけの人を見てきた。
一方、わたしの周囲には、80歳になっても90歳になっても元気にイキイキと動いている人もたくさんいる。
亡くなるギリギリまで楽しく生きている人もたくさんいる。
「あっというまだったね」と、言われて亡くなる人たちも多い。
「何が違うのだろう?」
わたしなりに考えてみた。
究極の見本が、わたしの母の祖母と祖父。どちらも80歳後半まで生きていた。
ただ、祖父は70歳後半からボケだした。
わたしたち一家は、祖父の介護を何年もすることになった。
祖母は、祖父が亡くなってからも10年間楽しく生きた。
40日ほど寝込んだだけであの世に旅立った。