お花見にかける“情熱日本一”青森県の弘前公園
お花見にかける“情熱日本一”青森県の弘前公園
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世界の人にお勧めしたい千鳥ヶ淵緑道
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関西ではおなじみの造幣局桜の通り抜けは7位だった
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外国人にも人気の京都・嵐山
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お花見の時期になると、歩けないほどの人で賑わう円山公園。狙い目は早朝だ
お花見の時期になると、歩けないほどの人で賑わう円山公園。狙い目は早朝だ

 鹿児島を皮切りに、日本各地で桜の開花宣言が続いている。東京でも23日に発表され、平年より3日早い開花となった。東京の見頃は31日辺ということで、花見の計画を立て始めた人も多いだろう。東京の上野公園では、開花宣言が出された日に、気の早い花見客がまだつぼみの桜を楽しんでいたとか。中には「開花と満開」を間違えたという強者も居て、花見に対する思い入れの強さが伺えた。

 このように、日本はお花見好きの人が多いようで、気象情報会社、ウェザーニューズの調査によると、9割以上が「お花見好き」と回答したという。(調査期間・2015年3月12~15日、調査人数・5万7605人)

 そんな“お花見大国”日本の中でも、お花見にかける“情熱日本一”といえる県があるという。それが、上記調査でお花見予算、場所取り時間、いずれのランキングでも1位に輝いた青森県だ。

 調査結果によると、青森県のお花見の平均予算は3824円、場所取りにかける平均時間は1時間48分と、いずれも全国平均の2580円、48分を大きく超えた。青森と言えば、約50種、2600本の桜が楽しめるという弘前公園が有名。冬の寒さが厳しいだけに、春の訪れには格別な喜びを感じるのだろうか。

 他の地方ではどうだろうか。お花見の予算については、2位本(3105円)、3位山梨(3000円)と上位3県が3000円越え、場所取り時間は2位熊本、3位長崎が1時間36分、4位愛媛、5位鹿児島が1時間半だった。これらの地方も、青森に負けず劣らず、お花見への思い入れが強いようだ。

 また、世界の人にお勧めしたい名所としては、千鳥ヶ淵緑道(東京)を挙げた人が最も多く、2位吉野山(奈良)、3位上野恩賜公園(東京)と続いた。関西ではおなじみの造幣局桜の通り抜け(大阪)は7位となっている。

 同社が2014年に行った『お花見調査』では、「あなたが一番だと思う桜名所」のトップ10に選ばれなかった姫路城(8位)・円山公園(9位)・嵐山(10位)が今回の調査では10位内に入ったランクイン。逆に、昨年はランク入りしていた目黒川沿いや隅田公園といった、東京でのお花見名所は今回選ばれなかった。やはり世界の人には、世界遺産にも登録されている日本を代表する城や、日本らしい風情を感じられる古都を、桜の名所としてお勧めしたいと思うのかもしれない。

(ライター・南文枝)