ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、犬のハナちゃんです。
【写真】2万匹に1匹の貴重な猫の「やんのかステップ」風ショット
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夫が60歳の定年を迎えたのを機に、京都の福知山市から兵庫の明石市へ転居。同時に、息子に犬を飼ったらと提案されました。
折しも、妹が住む街の役場で保護犬の譲渡会があると教えられ、出かけました。
たくさんの犬の中で、1歳ぐらいの目が水色で茶色の犬に一目ぼれ。ところがこの犬を飼いたいという人がわが家を含め3人もいて、じゃんけんに。夫が勝ち、めでたくうちの犬となりました。
動物病院に連れていったり、犬小屋を買ったり、あれこれ調え、名前は雌犬なので「ハナちゃん」(18歳)。私たちのことを近所の人はハナちゃんのお父さん、お母さんと呼びます。
夫は助手席にハナちゃんを乗せ、私は後部座席が定位置です。近所の奥さんが笑いながら、「奥さんが助手席でなく、ハナちゃんが助手席なの?」と言いましたが、そうなんです。
そして、近くの海や公園へと毎日のようにドライブし、東京で暮らす息子たち一家が帰省したときも、帰り際に記念写真に一緒に写っています。
いわゆるミックス犬で、ハスキー犬やらビーグル犬やらいろんな血が入っているらしいですが、
「きれいなワンコちゃんやね」
と声をかけられるとうれしくて。
近所のミッキーちゃん(雄)が脱走して会いに来ると、あまり好きではないので「ワンワン!」と吠(ほ)え立てます。反対に、大好きなクロちゃんの家の周りを何度もウロウロと散歩したがるのがほほえましいです。
写真もいっぱい写してもらい、大した病気もせず元気に暮らすハナちゃんはナンバーワンのワンコです。(兵庫県明石市/79歳/主婦)
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※週刊朝日 2023年1月6-13日合併号