「卵焼きはその焼き方が好きなんだね」とか些細なことでかまいません。「こういうのは嫌いなんだね」って気づいていくことから、コミュニケーションは始まる気がします。「学校どうなんだ」といきなり本丸から入ろうとしなくて大丈夫です。本丸の情報は相手が自分から伝えてくれるものだから。

 星座もバラバラとのことですが、春夏生まれは春夏生まれ同士で、秋冬生まれは秋冬生まれ同士で仲良くなることが多いです。

 僕の印象だと夏生まれは「で、どうしたいの?」と結論を急ぐ人たちがまあまあ多い。冬生まれの人は、結論よりも自分が納得することを大事にしたい人たちで、「とりあえずこれでいいじゃん」と言われるのを嫌がります。

 さそり座は冬側で、「ちょっと深い話をしたい」という欲望を持っています。「私はこれが好きなの。はい、以上」と、ぶった切る夏生まれに対しては、寂しさを感じることもあるかもしれません。かかわり方で悩むときには、自分とはタイプの違うコミュニケーションも、成分として少し取り入れてみることも大切です。

AERA 2020年4月27日号

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