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

新型コロナのために、活躍の場が激減してしまっているミュージシャンたち。そんな彼らの忸怩たる想いを昇華し、日本中にラジオやネットを通じて音楽を届けるイベント「#音楽を止めるな」が7月24に開催された。
参加ミュージシャンは、ASIAN KUNG-FU GENERATION、KREVA、SIRUP、SKY-HI、スガ シカオ、東京スカパラダイスオーケストラ、秦基博、ハナレグミ。
主催したのは、FM局のJ-WAVEだ。
同社は2000年より毎年、真夏の都市型イベントとして「J-WAVE LIVE」を開催してきた。今回のイベントは、その特別版にあたるという。
同社の神田竜也取締役コンテンツマーケティング局長が説明する。
「コロナのために3月以降、私たちが予定してきたライブの中止が続きました。でも私たちはミュージックステーション。音楽に関わる人たちが厳しい状況であることを考え、『音楽を止めるな』という思いが強くなっていったのです。夏のライブはうちにとって特別なイベント。毎年、楽しみにしているリスナーも多くお問い合わせもいただきました。ライブを届けることが大事だと考えたんです」
かくして全国で過去最多の981人の新規感染者が出た翌日、徹底したコロナ対策のもとで敢然と「J-WAVE LIVE2020~#音楽を止めるな~」が開かれたのである。
「今年は9時間ものラジオ特別番組と連動したイベントにして、その模様をラジオで放送。後日に配信もします。当日の朝は、リスナーの間で多くのツイートが行われました」(神田氏)。
今回のライブは、東京・有明に新設された「住友不動産 東京ガーデンシアター」と東京・高輪ゲートウェイ駅前のレストラン「J-WAVE NIHONMONO LOUNGE」で実施されたほか、ライブ音源の提供をしたアーティストもいた。