一方の黒川氏は賭け麻雀問題では賭博容疑などで刑事告発された。不起訴となったが、検察審査会に審査を申し立てをされた。


黒川氏と司法修習が同期の元東京地検特捜部検事、郷原信郎弁護士はこう話す。

「黒川氏は不起訴といっても起訴猶予。つまり犯罪事実は認定するが起訴するにあたらないという意味。賭け麻雀問題で、検察審査会に申し立てられており、その結論が出るまで弁護士にはなれないでしょう。退職金5900万円のうち税金などを差し引かれても5000万円は残るから、とりあえずの生活には問題ないんじゃないか」

 最近も写真週刊誌などで愛犬と散歩する姿を撮られたりしている黒川氏のいばらの道は続いている。

「黒川さんは『今もマスコミが家の近くにいるので外出もできない』などと愚痴って家にこもっている」(法務省関係者)

 あまりにも遅すぎたステイホームなのだ。(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事