カマシ・ワシントン、初の映画音楽スコア『Becoming』をCD/LPで発売&無料ライヴ配信が決定
カマシ・ワシントン、初の映画音楽スコア『Becoming』をCD/LPで発売&無料ライヴ配信が決定

 現ジャズ・シーンを代表するサックス奏者/作曲家のカマシ・ワシントンが、初となる映画音楽スコア『Becoming』を12月11日にCD/LPでリリースすることが明らかになった。

 アルバム『Becoming』には、5月にNETFLIXで公開された前ファーストレディ、ミシェル・オバマに密着したドキュメンタリー映画(ナディア・ハルグレン監督)のために書き下ろした新曲および過去曲の再録含む全15曲を収録。カマシ・ワシントンは本年度【エミー賞】のドキュメンタリー作品部門・作曲賞にノミネートされている。

 ミシェル・オバマの劇的な人生の瞬間に密着した映画『Becoming』では、夫とホワイトハウスで8年間の任期を務めた彼女が、34都市を訪問し、分断の架け橋となるコミュニティーの力に着目し、人々が自らの物語を率直に、また正直に共有することで生まれる繋がりの精神について着目する巡業の舞台裏を見ることができる。

 12月11日に世界同時発売されるアルバム『Becoming』は、カマシが全楽曲の作曲とプロデュースを担当。ライアン・ポーター、マイルス・モズレー、キャメロン・グレイヴス、トニー・オースティンらネクスト・ステップの面々と父リッキー・ワシントンといった馴染みのメンバーに加え、ディアンジェロ、ジル・スコット、ローリン・ヒルらのバックを務めるトランペッターのドンテイ・ウィンスロー、NYコンテンポラリー注目の即興演奏家ショーン・サンダレガー、LAの手練ケネス・クラウチがレコーディングに参加している。

 その内容は、清々しい高揚感を纏ったライトメロウな表題曲「Becoming」をはじめ、耽美なピアノを背に優しいサックス・ブロウが染み渡るバラード「Song For Fraser」、バンド・アンサンブルとストリングスがゆっくりと溶け合う中でカマシの祝砲が上がる「I Am Becoming」など、あくまで画面に寄り添いながらも、シンプルなテーマや旋律が美しいウェストコースト・ジャズが爽やかに駆け抜ける。

 なお、カマシ・ワシントンはHollywood Bowlで収録した無観客ライヴを10月30日に無料配信する。『Becoming』より収録曲を披露したトレーラー映像が現在公開中。


◎リリース情報
アルバム『Becoming』
2020/12/11 RELEASE
国内盤CD:YT230CDJP 1,800円(tax out)
輸入盤CD:YT230CD 2,200円(tax out)
輸入盤LP:YT230LP 2,600円(tax out)


Photo by Russell Hamilton