「正代君は地元にあまりいい印象がなかったようで、2017年に関脇に昇進した時、誰も後援会を作ってくれなかったというのが頭にあるようです。昨年に後援会を立ち上げるまでは、宇土市応援団で支援していたのですが、『営利目的でやっているのか』『活躍した時ばかり来られる』とか、物事をはっきり言うんです。私に対しても最初はよく思っていなかったようです」

 金田さんは、利益目的ではないと説明。純粋に支えたいという思いはすでに伝わっている。

「『誤解していて申し訳なかった』と言われています。はっきりものを言う気の強さがなければ勝負の世界ではやっていけんでしょう。大関の上にもう一つある。本人は自分からは言わないでしょうが、頑張ってほしい」

(本誌・秦正理)

週刊朝日  2020年10月16日号

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