丸山茂樹
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優勝して一気に立場が変わったスワフォードです(Getty Images)

 丸山茂樹氏は、日本男子プロゴルフ界期待の若手・星野陸也選手にアメリカ挑戦へのアドバイスを送った。

【写真】優勝して一気に立場が変わったハドソン・スワフォード選手

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 アメリカPGAツアーの「コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権」(9月24~27日、ドミニカ共和国プンタカナのコラレスGC)は、アメリカのハドソン・スワフォード(33)が3年ぶり2度目のツアー優勝を飾りました。

 2017年に初優勝してからけがが続いて、苦しい時期を過ごした選手です。公傷制度の適用によって出られる試合が残り2試合という土壇場で優勝ですからね。これで向こう2シーズンはシード権を得られて、もちろん賞金も高いし、ワールドランキングもビッグジャンプアップするし。苦しみを一気にはね飛ばしてくれるのが、アメリカツアーの醍醐味ですね。

 TOKYO FMさんでパーソナリティーをやらせてもらってます「英語のアルクpresents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY」に、国内男子ツアーで3勝目を挙げた星野陸也(24)がゲスト出演してくれました。

 彼もアメリカでのプレーを視野に入れている一人で、向こうでプレーするに当たって大事なことなんかについて話をさせてもらいました。

 やっぱり、まずは自分のゴルフを固めないといけないですよね。それと、日本でやってるうちにワールドランキングの50位以内に入っておくのが大事になります。

「そんなの気にせず、早く日本を出ろ」って言う人もいますけど、そんなに簡単な世界じゃないんで。世界の50位以内に入って、メジャーに招待されるのを第一目標にするのがいいと思います。

 50位以内に入ると、メジャーの前後の試合の推薦ももらいやすいですし、アメリカツアーの近道になると思うので、まあそれが第一ステップかなと。あとは足りない部分に自分で気づいて補っていくのがいいね、という話をしました。

 話は変わって正月恒例の箱根駅伝です。主催の関東学生陸上競技連盟は今年度の主催競技会をすべて無観客で開催することにしているそうで、加盟校に対して大学関係者や選手の家族にも沿道での応援を自粛してほしいとのお願いをしました。

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