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27日12時、台風18号は南シナ海で「非常に強い」勢力になりました。「非常に強い」勢力とは強い方から2つ目のランクです。台風18号は今後も西よりに進み、日本列島への直接的な影響はないでしょう。

台風18号「非常に強い」勢力に

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27日12時、台風18号は南シナ海で「非常に強い」勢力になりました。台風の強さは最大風速で決まり、「非常に強い」勢力は強い方から2つ目のランクです。衛星画像で見ても大きな白い雲がまとまっており、はっきりとはしていませんが、眼もあるのが分かります。

日本列島はすっかり秋が深まってきましたが、南の海の海面水温はまだ高く、台風の発達しやすい状況となっています。

台風18号は、今後も南シナ海を西よりに進むでしょう。29日にはタイへ進み、熱帯低気圧に変わる予想です。日本列島への直接的な影響はないでしょう。

熱帯低気圧も

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台風18号とは別に南の海上には台風のたまごともいえる熱帯低気圧があります。今後、台風に発達するかはまだはっきりしませんが、南の海上は年間を通して暖かく、冬にかけても台風が発生することは珍しくありません。

過去には11月に台風の影響も

日本の台風シーズンはそろそろ過ぎようとしていますが、11月に日本列島に接近する台風もあります。

11月の平年の台風の接近数は0.6個で、主に沖縄や伊豆諸島・小笠原諸島で影響を受ける年があります。過去には1度だけ、11月に上陸した台風があります。1990年の台風28号で、11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸しました。これは1951年に統計を取り始めてから、最も遅い上陸となった台風です。台風シーズンは終わりつつありますが、もう少し南の海上に目を向けておく必要がありそうです。