

コロナの新規患者数が増加し、全国の感染者数は第二波のピークをあっという間に超えてしまった。政府は感染者が急増している自治体の飲食店の時短営業への協力金に臨時交付金500億円をあてるとの報道も。お笑い芸人・カンニング竹山さんは「春先と同じことやっててどうするの?」といい、一番大事なのはそこじゃない! と吠える。
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コロナ感染者数がまた増えだしてしまっているじゃないですか。以前から、冬になったら感染者数は増えるぞって、ずっと言われてきたわけで、いま朝のニュースでも昼のニュースでもどの時間帯のニュースでも感染者数が増えたことを受けて、緊急事態宣言出すのか出さないのか、経済を止めていいのかどうなのか、議論しているじゃないですか。
コロナが蔓延しだした春先からいままでで、コロナに関してわかったこともあるわけで、若い世代にとっては、極端な言い方をすれば風邪と変わらない。人によっては発熱したりとかいろいろあるけれども、コロナによる死者数でいうと、20代で亡くなった方もいらっしゃるけれど、40代までの死亡率は日本では非常に低い。50代でも多少は上がるが数字的には低い。という事実がひとつある。高齢者が感染すると死亡することもあるのはこれまでわかってきたことで、冬になると寒くなって、コロナ感染者も増えるということも予想されている。
でも、そこで、一番大事なことってなんなんだろう? って考えたんですよ。結局、一番みんなで協力してやらなきゃいけないことは、コロナに感染することは誰しも起こりうることだから仕方ないけれど、医療がひっ迫しないようにすることですよね。病院が大変になると、医療従事者が困るし、間接的にもコロナ以外の病気の人も他の疾患で気軽に病院に行けないという可能性も出てくるし、さらに病床も少なくなるし、ということになるんですよね。それも、前から言われてきたことで、医療がひっ迫しないようにするのを一番守らなければならないわけじゃないですか。