グローバルボーイズグループ JO1 (c)LAPONE ENTERTAINMENT
グローバルボーイズグループ JO1 (c)LAPONE ENTERTAINMENT

 昨年、公開オーディション番組で選抜された11人のグローバルボーイズグループ、JO1。「J−POPとK−POPのハイブリッド」をコンセプトに、新しいかたちのアーティストを目指す。AERA 2020年11月30日号から。

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 JO1は、公開オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」(以下、プデュ)で約6500万票の視聴者投票により選ばれた、“ファンメイド”グループだ。3月のデビューから今まで、コロナ禍という不利な状況をどう過ごしたのか。

河野純喜(以下、河野):ほんまにもう、あっという間でした。人生でこんなに時が経つのが早かったのは初めて、というくらい充実した日々を過ごしています。

大平祥生(以下、大平):デビュー当時は右も左も、どう振る舞えばいいのかも分からず、戸惑ったりしていましたが、最近少しずつ、やるべきことがわかってきた気がします。

佐藤景瑚(以下、佐藤):最高で最悪な日々でした。毎日楽しかったけど、コロナのせいでいろいろな予定が崩れてしまった。デビューして7カ月ちょっとなのに、僕の感覚ではもう3年くらい経った気持ちです。芸能界は、想像していた世界と違いました。そんなに簡単じゃないというか。華やかな裏に、たくさんの努力があるということを知りました。

川西拓実(以下、川西):僕はプデュに出演するまで普通の会社員で、月曜から金曜まで働いて土日休むというサイクルを繰り返していました。でも今は、毎日違うことが起きるんです。それが楽しいですね。

白岩瑠姫(以下、白岩):コロナ禍で思うように活動できなかったり、“もっとこうやりたかった”という思いはあるのですが、ファンの方がJO1を盛り上げようと頑張ってくださって。ファンのありがたさを改めて感じた半年でした。

與那城奨(以下、與那城):ライブが中止になったりもして残念でしたが、ファンの皆さんに会えない時間を逆手にとって、その時間にパフォーマンスの精度をもっと上げてファンの皆さんを驚かせようと、メンバーと決めました。次に皆さんの前に立つ日が楽しみです。

豆原一成(以下、豆原):ピンチはチャンス。今だからできることを、一つ一つ丁寧にやっていこうという意識が生まれました。

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