厚生労働省によりますと、47週(11月16日~22日)のインフルエンザ報告数は前年同時期に比べて極端に少なくなっています。ただ、12月以降は本格的な寒さが予想されるため、感染症に注意が必要です。
インフルエンザ報告数 まだ極端に少なく
厚生労働省が11月27日発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、47週(11月16日~22日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「46」と前年同時期の総数「15,390」に比べて1%未満と、まだ極端に少なくなっています。
感染症対策などの効果が考えられ、47週だけでなく、今年は極端に少ない状況が続いています。
12月以降、寒さが本格化
ただ、油断はできません。今後、本格的な寒さが予想されます。
最新の3か月予報では12月の平均気温は全国的に平年並みで、師走らしい寒さになるでしょう。1月は北日本(北海道・東北)では平年並みか高いですが、東日本(北陸・関東甲信・東海)は平年並みに、西日本(近畿~九州)や沖縄・奄美では平年並みか低くなりそうです。西日本を中心に寒気が流れ込みやすくなるでしょう。2月は北日本は平年並みか高いものの、東・西日本、沖縄や奄美では平年並みの予想で、寒さは続きそうです。
今年は去年のような記録的な暖冬にはならず、冬らしい寒さになるでしょう。太平洋側では空気の乾燥する日も多くなりそうです。
インフルエンザだけでなく、今年は新型コロナウイルスの感染拡大も心配されますので、体調管理には一段と注意が必要です。