安倍元首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭をめぐり野党が安倍氏の国会招致を求め疑惑追及が再燃している。こうした中、お笑い芸人カンニング竹山さんは、いまこの時期にそこを突っつきだすとこの国はどうなってしまうのだろうと心配している。
【図】「桜を見る会」前夜祭開催費補填が公職選挙法違反にあたるのか?
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「桜を見る会」の前夜祭をめぐり、またいろいろもめているじゃないですか。たしかに、安倍さんがカネを出していたのだとすると、それやっぱりシャレになんないし、責任問題だと思うんですよ。
それは責任取らないといけないけど、森友・加計問題もちゃんとやらないとマズくねぇってことになってしまう。いちからもう一度調べないと、あの時も国会で“インチキはしていない”みたいなことを言っていたわけじゃないですか。でも、桜でこんなことになるんなら、森友・加計問題も調べ直さないといけないんじゃないの? っていうことになると思う。
菅総理も安倍元首相の官房長官だったから、その責任問題にもなってくるよね。そこで思うのは、どちらの肩を持つということはないんですが、ひとつだけ心配しているのは、また安倍さんの問題がどんどん再燃していって、いまの政権ががたがたになって揺らいで、政権が交代となってしまうこと。もちろん、きちんと正していってそうなったらいいんですけよ。ただ、関わった人たちを辞任させていって、それは辞めさせることを望んでいる人たちやそれを望んでいるメディアは喜ぶだけかもしれない。僕はどっちの肩を持つとかは一切ないんですけど。
だから心配しているのはコロナの感染拡大も長引いて、経済もどんどん落ち込んでいる時に、またその問題で国の根幹がぐちゃぐちゃっとなるのは、これどうなんだろうな……。でも、このことを放っておいていいかって言えば、放っておくわけにはいかないとも思うんですよ。それに加え、2021年の東京オリンピック・パラリンピックの開催も懸念される中、国の根幹が崩れるってことはないの? あるの? って。それ、崩れちゃったとき大変じゃない? というのがすごく心配というのがありますよね。