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安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「友達」。意外にも心許せる友達は少ないと話すクロちゃん。特に大勢でわいわいするのは苦手なんだとか…。どうやら、それには、幼い頃のある体験が深く関係しているという。クロちゃんが抱いてきた複雑な感情とは? さらに、そんなクロちゃんが唯一心許せる存在だという謎の「クロちゃん三銃士」の正体も明らかに。
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ボクは、正直、友達が多いほうじゃない。
プライベートで付き合いが深いのは数人だけ。というか、ボクの場合、そんなに大人数の友達は必要ない。心許せる友達と少数で遊べたら、ボクはそれで充分満足なんだ。
元々昔から大勢でわいわいするのとかがあんまり好きじゃないし、「群れる」のがどうも苦手。けっこう、人に気を使っちゃうほうだからね。
たまに「群れる」ことで、自分が強くなったような気がして勘違いしちゃっているような人がいるでしょ? ああいうのは、ボクの中ですごくカッコ悪い気がする。
もちろん、大人数の集まりがすべてダメっていうわけじゃなく、例外もある。たかみな(高橋みなみ)が誘ってくれる食事会とかは全然大丈夫。でも、それは、ボクとたかみなの関係性がちゃんとできているから、気を使わず純粋に楽しめるっていうのが大きいね。こんなケースはすごく珍しい。だいたいは、途中でしんどくなっちゃうから。
たまに松竹芸能の後輩芸人とかに「飲みに連れていってください」って言われることもあるんだけど、こういうのも、どうも気がのらない。
仮に飲みに連れていったとしても、「本当に楽しんでくれているのかな」とか「無理やり連れまわされたってあとで文句言われるんじゃないか」とか、いろんなことを考えちゃって、全然楽しめない。陰口叩かれるなんて絶対嫌だからね。
なぜ、こんなに、人に対して、気を使っちゃうのか。
それは、きっと、ボクが簡単に人の事を信じたりしないからだと思う。