旧ライブドアの粉飾決算事件で実刑が確定し、長野刑務所で服役していた堀江貴文元社長(40)が3月27日に仮釈放され、約1年9カ月ぶりに公の場に姿を現した。その夜、久々に東京へ舞い戻ったホリエモンが、今後の「野望」を語るなか、意外な本音を漏らした。

――05年には衆議院選挙に広島6区から無所属で出馬しました。もう政治には興味はありませんか。

堀江:いや、それはね……正直に言うと、我慢してるんですよ(笑い)。政治をやるとなると、他のことが何もできなくなるじゃないですか。

――堀江さんのメルマガ読者の間では、「政治家・堀江貴文」への待望論は少なくありません。

堀江:1日が48時間あれば、政治家もやってみたいというのが本音です。でも、刑務所で一番感じたことは、世の中を変えたり驚かせたりするのは技術だってことです。例えば、iPhoneが出てきたときは皆がワクワクしたし、スマホでニュースをチェックしたり、地図を見たりできるようになって、グッと便利になりました。やっぱり技術が世の中を変えるんですよ。

週刊朝日 2013年4月12日号