「多くの人が感情移入できるような曲に」と話した朝倉(撮影/写真部・張溢文)
「多くの人が感情移入できるような曲に」と話した朝倉(撮影/写真部・張溢文)
この記事の写真をすべて見る
レコーディング風景(撮影/写真部・張溢文)
レコーディング風景(撮影/写真部・張溢文)

左から北清水雄太、朝倉未来、奥山裕次(撮影/写真部・張溢文)
左から北清水雄太、朝倉未来、奥山裕次(撮影/写真部・張溢文)

 総合格闘家やYouTube、アパレルやサプリのプロデュースなど、さまざまな分野で活躍を続ける朝倉未来(28)が、今度は歌手としてデビューする。

【写真】レコーディング中の朝倉未来

 朝倉は2020年6月に自身のYouTubeチャンネルで「サスケさんと対談 とんでもないことが決まりました」という動画を投稿。動画内で、10代のころから大ファンだというフォーク・デュオ「サスケ」の奥山裕次(43)、北清水雄太(42)と対談し、サスケがプロデュースするオリジナルソングで歌手としてデューすることが決まった。1月下旬、そのデビュー曲のレコーディングが行われる現場を取材。レコーディング直前の朝倉とサスケの三人に話を聞いた。

*  *  *

――朝倉さんとサスケさんでオリジナル曲を作成することになったきっかけを教えてください。

北清水 朝倉さんが僕らの「雨の遊園地」という曲が好きだということを周囲から知らされたことが、そもそもの始まりです。

奥山 そこから朝倉さんのYouTubeのドッキリ企画に参加させていただくことになって、初めてお会いすることになりました。
 
朝倉 ドッキリ企画だったので、二人は変装されていてまったくわからなかったです。

――お互いの第一印象は?

奥山 まさか初対面がドッキリになるとは思いませんでしたが、テレビやYouTubeで見ている人という印象だったので、お会いできてうれしかったです。

朝倉 単純にびっくりしました。バックミュージシャンだと思っていましたが、二人が歌い始めた瞬間に「本人だ」と気がつきました。

北清水 その動画収録の後に食事にいって、連絡先を交換していろいろと話すようになり、お会いする機会も増えたんですが、あるときに吉田さんが作曲をしたことがあるという話を耳にしたんです。

――YouTubeの朝倉未来チャンネルのスタッフ・吉田三郎さんですね。

北清水 はい。プライベートで行ったカラオケバーでその曲を聴いて、「いいね」と話していたら、その流れで朝倉さんも「俺もあるよ」と。その場でギターを弾きながら少し形にしていったんです。切ないメロディーラインがたまらなくよくて、それでいてキャッチーでもある。僕らは音楽を20年やっていますけど、音楽理論はあるに越したことはないのですが、結局のところ、名曲は感性から生まれるもの。それがないといくら理論があってもいい曲づくりはできません。そういう意味で朝倉さんの曲は素晴らしかった。

次のページ