女優デビューから12年。すでに人気女優の仲間入りを果たした感のある川口春奈(26)。昨年から今年にかけては大河ドラマ「麒麟がくる」で、織田信長の妻である帰蝶役を熱演し、さらなる評価を得た。今春4月からは火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系)で主演を務めるということもあり、注目度が急激に上がっている。
人気の火曜ドラマ枠の主演に抜擢され女優としての旬を迎えた川口春奈の魅力とはいったい何なのか。テレビ情報誌の編集者はこう語る。
「『麒麟がくる』の帰蝶役はもともと沢尻エリカさんが演じる予定でしたが、合成麻薬所持容疑を受けて急遽降板。急転直下の代役として白羽の矢が立ったのが川口さんでした。しかし、短い準備期間でありながらしっかりと役作りをし、放送が始まるとするぐコロナ禍になるなど“呪われた大河ドラマ”とも言われるなかでヒロイン役を熱演し、評価は相当あがったと思います。4月から始まる『着飾る恋~』は、相手役が今をときめく横浜流星さんということもあり、注目度は相当高い。また、演出には『アンナチュラル』や『グランメゾン東京』を担当した塚原あゆ子さん、プロデュースは同じく『アンナチュラル』や『わたし、定時で帰ります』など等身大のOLドラマに定評のある新井順子さんなので、まさに盤石の布陣。今、この2人がタッグを組んだら確実にヒットすると言われているので、今回のドラマも有望視されています」
ヒットメーカーの2人がキャスティングしたならば、彼女の女優としての実力も間違いないはず。女優として脂ののったこの時期に、高視聴率有望株な作品に出会えるということもまた才能なのかもしれない。
「10代中盤で女優デビューし、『金田一少年の事件簿N』ではヒロイン役も務めました。ジャニーズ主演の人気シリーズである同作で4代目の金田一少年をHey! Say! JUMPの山田涼介さんが演じ話題となり、ヒロイン役の川口さんもこの作品で知名度をあげました。しかし、実はそこから代表作が正直ないんです。特に、2013年の連ドラ主演作『夫のカノジョ』は平均視聴率3.1%と低調に推移し、なんと8話で打ち切り。一時期は“視聴率の獲れない女優”というレッテルを貼られた時期もありましたが、大河ドラマ『麒麟がくる』の熱演で汚名返上して、結果を出したという印象です」(前出の編集者)